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●102/2000
(出演)グレン・クローズ/ジェラール・ドパルデュー/
映画自体は前作に比べると物足りない。グレン・クローズ一人が浮いている感じ(存在感が強すぎる)。他の役者に存在感がない。102匹のワンちゃんよりクルエラが目立ちすぎてクルエラ物語りという感じ。もう続編はないでしょう!?
満足度★★
●フロム・ヘル/2001
(出演)★ジョニー・デップ/★ヘザー・グラハム/
ジョニー・デップが切り裂きジャックを追う警部だが、なぜかアヘン中毒。どうしてそうなっかがわかりにくい。最後の死に方もいまひとつ理解出来ない。ヘザー・グラハムは貧しい娼婦役だが、貧乏娼婦にしてはあか抜けすぎ美しすぎ。あれだけの美女を男は放っておかないはず。この二人がかなりの美男美女である事は間違いないと思えた映画。エレファントマンが出てきたのには驚いた。映像はとても綺麗だったが上映時間が長い。
満足度★★
●ラットレース/2001
(出演)★ローワン・アトキンソン/ウーピー・ゴールドバーグ/
キューバ・グッティング/ジョン・クリース
単純に笑える、楽しめる映画。役者も個性派揃いで、賞金目当てにゴール目指して進んでいくわかりやいストーリーで、昔のキャノンボールを思い出す。特にキューバ・グッティングがなかな良い味をだしている。
満足度★★★★
●ラストサマー2/1998
(出演)ジェニファー・ラブ・ヒューイット/フレディ・プリンゼJr/
しかしアメリカンホラーはワンパターン。仮面をつけた殺人鬼が人を殺しまくる例のパターン。それでも大ヒットしてしまうからおもしろい。超人気アイドル女優のジェニファー・ラブ・ヒューイットはやはり美人です。
満足度★★
●ウエディング・シンガー/1998
(出演)★ドリュー・バリモア/アダム・サンドラー/
婚約相手と破局した主演二人が、結ばれるラブ・コメディ。まったくベタなアメリカ人が好きそうなストーリーだか、素直に楽しめる。設定が80年代と言う事もあり、BGMが80'sの名曲ばかりで嬉しい。アダム・サンドラーのいかにも80年代のアメリカンロッカーっぽいややダサめの外見も憎めない。ドリュー・バリモアは「25年目のキス」同様貫禄の演技。二人がはじめてキスするシーンは思わず引き込まれてしまう。
満足度★★★★
●ドリヴン/2001
(出演)キップ・パルデュー/シルベスタ・スタローン/
★エステラ・ウォーレン/バート・レイノルズ/
ティル・シュワイガー/
天才新人ドラーバーがプレッシャーに苦しみながら成長しチャンピオンになっていく映画。キップ・パルデュー中心の話だが、大きくクローズアップされているわけでもない。スタローンも今回はサポート役に廻っているが、やや中途半端な感じ。町中をFIカーでカーチェイスするシーンは凄い迫力。レースシーンも迫力があった。エステラ・ウォーレンやジーナ・ガーションなどの美人女優も花を添える。
満足度★★★
●バーティカル・リミット/2000
(出演)クリス・オドネル/ビル・バクストン/
ロビン・タニー/イザベラ・スコルプコ
山岳救助映画。とにかくいきなりからハラハラドキドキの連続。私は高所恐怖症なので余計にドキドキ。アクションは1級映画だが兄弟愛のために善人が次々死んで行くストーリーにはいろいろ無理がある。イザベラ・スコルプコ綺麗です。しかしあんな辛い思いをしてどうして山に登るのか私には理解出来ません。
満足度★★★
●ダーク・シティ/1998
(出演)ルーファス・シーウェル/キーファー・サザーランド/
ジェニファー・コネリー/ウイリアム・ハート
アレックス・プロヤスの独特の世界観が楽しめる。SFコミックを映像化したような趣き。入り込んで観ないと良くわからなくなるがうまく演出されている。ジェニファー・コネリーもこの頃はキュートな感じで、キーファー・サザーランドのキャラもユニーク。
満足度★★★
●ギャラクシー・クエスト/1999
(出演)ティム・アレン/シガニー・ウィーバー/
アラン・リックマン/トニー・シャロープ
人気TV番組「スター・トレック」のパロディコメディ。面白い。これは許せる。バカバカしい映画のようでしっかりSFしている。憎めないティム・アレンの艦長といい、アラン・リックマンのトカゲ頭といい楽しめる。何よりあのシガニー・ウイーバーがブロンドヘアーの巨乳美女に扮し、まるで別人のようなソフトな色気を出しており驚き。特に「スター・トレック」ファンにはおすすめ。
満足度★★★★
●アメリカン・サマー・ストーリー
(アメリカン・パイ2)/2001

(出演)ジェイソン・ビッグス/クリス・クライン/
トーマス・イアン・ニコラス/ナターシャ・リオン/
シャノン・エリザベス/アリソン・ハニガン/
タラ・リード/ミーナ・スヴァーリ
前作「アメリカン・パイ」の続編。このシリーズの見どころは若手人気女優が多数出演している所だが、今回はアリソン・ハニガンが主演女優の座に座った感じ。実にキュートな独特の魅力を感じる。ストーリーは前回の高校時代の同窓会のようなもので、ほとんど同じような展開。まだ続編があるかも。
満足度★★★
●スターウォーズ・エピソード2/クローンの攻撃/2002
(出演)★ナタリー・ポートマン/ユアン・マクレガー/
ヘイデン・クリステンセン/クリストファー・リー
とにかくスターウォーズと名が付くだけで満足してしまう私。相変わらず面白いキャラクターがたくさん登場し、実に楽しい。ナタリー・ポートマンの美しさも絶品。ただもう少しアクションして欲しかった。ヨーダも大活躍。クローン達もかっこいい。唯一難点はアナキンのすけべさ軽薄さ、あんなのジェダイじゃない。アミダラも見る目がない。
満足度★★★★★
●ボーイズ・ドント・クライ/1999
(出演)ヒラリー・スワンク/クロエ・セヴィニー/
ピーター・サースガード/ブレンダン・セクストン三世
性同一性障害に苦しむ女性の実話をもとにした衝撃作。オスカー主演女優賞をはじめ各映画賞を総なめにしたヒラリー・スワンクの見事な演技に注目。一見の価値あり。ホントにヒラリー・スワンク?男に見えた。それにしても悲しすぎる結末。
満足度★★★★
●ハリー・ポッターと賢者の石/2001
(出演)ダニエル・ラドクリフ/エマ・ワトソン/
マギー・スミス/ルパート・グリント
魔法使いの学園ドラマ。もっとハラハラドキドキのキッズムービーを期待したが、そうでもなかった。上映時間が長く感じる映画。主演のダニエル・ラドクリフとエマ・ワトソンが可愛かったので許しましょう。やはりこの手の映画は80年代ぐらいの作品の方が面白かった。
満足度★★★
●ゆりかごを揺らす手/1991
(出演)アナベラ・シオラ/レベッカ・デモーネイ/
マット・マッコイ/ジュリアン・ムーア/
女性の逆恨みとはこんなに恐いものなのでしょうか。子供を自分に引き付けて母親アナベラ・シオラを精神的に追い詰めて行く展開は見応え充分。レベッカ・デモーネイが美人なので余計に恐い。ただラストで結局暴力に走る所は不満。今やスター女優となったジュリアン・ムーアが悲惨な殺され方をする。
満足度★★★★★
●コヨーテ・アグリー/2000
(出演)パイパー・ペラーボ/ジョン・グッドマン/
アダム・ガルシア/マリア・ベロ/イザベラ・マイコ
ソングライターを目指して都会で苦労しながら成功するまでを描いたドラマ。主演のパイパー・ペラーボは新人だがキュートで存在感があり、この先大物女優になれる可能性を感じる。かなりの才女でもあるらしい。同じく新人のイザベラ・マイコもセクシー&キュートで独特の魅力を感じる。今後に注目したい二人。ストーリーとしては主人公が恋人や友人に励まされながら成功していくわかりやすいパターン。「ER」にもレギュラー出演していた姉さんタイプのマリア・ベロの演技も注目。ジョン・グッドマンはホントに何処にでも出て来ます。
満足度★★★
●ギター弾きの恋/1999
(出演)★ショーン・ペン/★ユマ・サーマン
サマンサ・モートン
破滅的な人生を送った天才ギタリストの逸話。ショーン・ペンが天才ギタリストを好演。彼のイメージにピッタリの役柄。彼女役の口のきけないサマンサ・モートンも非常に良い味を出している。美人妻役にユマ・サーマン。音楽好きのウディ・アレンらしい題材。
満足度★★★
●姉のいた夏いない夏/2000
(出演)★キャメロン・ディアス/ジョーダナ・ブリュースター/
クリストファー・エクルストン
キャメロン・ディアス、ジョーダナ・ブリュースターという人気女優の共演。と言っても二人が揃うシーンはほとんどない。政治運動をし海外で謎の死を遂げた姉キャメロン・ディアスの真相を確かめる旅に出る妹ジョーダナ・ブリュースター。とんでもない謎が隠されているのかと期待したがそうでもなかった。ジョーダナ・ブリュースター簡単に身体を許し過ぎ、もったいない。キャメロン・ディアスはただ可愛い女優だけではない実力を感じる。
満足度★★
●悪い事しましょ!/2000
(出演)ブレンダン・フレイザー/★エリザベス・ハーレー/
フランシス・オコーナー
超セクシー女優エリザベス・ハーレーのファンは必見。悪魔に扮した彼女が警官、教師、看護婦などセクシーなコスプレを次々見せてくれる。「ハムナプトラ」のブレンダン・フレイザーがコンピューター会社に勤務するださい男を演じ、魂と引き換えに悪魔に望みを叶えてもらうが、上手く行かない。2枚目、3枚目と幅の広さを見せているが、どこか中途半端。「A.I」の母親役フランシス・オコーナーがブレンダン・フレイザーの憧れの女性役で出演。
満足度★★★
●ザ・ギフト/2000
(出演)ケイト・ブランシェット/キアム・リーブス/
ケイティ・ホルムズ/グレッグ・キニア
強い霊感を持つ占い師のケイト・ブランシェットの周りで起る殺人事件を解決していくサスペンス映画。アイドル女優のケイティ・ホルムズの全裸シーンが見られたり、キアヌ・リーブスがどうしようもない悪役になったりと見どころは多い。ケイト・ブランシェットは確かに存在感のある女優だし、キアヌ・リーブスの悪役もおもしろかったが全体としてはどんでん返しもあったが盛り上がりにかけたまま終わった。
満足度★★★
●偶然の恋人/2000
(出演)★グウィネス・パルトロウ/★ベン・アフレック/
ナターシャ・ヘンストリッジ/ジョー・モートン
ベン・アフレックが善意でチケットを譲るが譲られた男が飛行機事故で死んでしまう。そしてその妻グウィネス・パルトロウと恋に落ちる運命的な恋愛映画。気品のあるグウィネス・パルトロウと粗野なベン・アフレックの組み合わせはなぜかよくマッチしている。私生活でも一時恋人同士だったらしいが、この映画に関してはお互いそんなに簡単に恋に落ちるものなのか?という感じ。ナターシャ・ヘンストリッジが地味な美女役を演じていた。
満足度★★★
●ザ・メキシカン/2001
(出演)★ジュリア・ロバーツ/★ブラッド・ピット/
ジェームズ・ガンドルフィーニ
伝説の拳銃メキシカンをめぐってマフィアに関わってしまう二人の話。ジュリア・ロバーツ、ブラッド・ピットという夢の共演でしたが、二人が揃うシーンがほとんどなく、しかもケンカばかりでホントに愛しあってるの?と言う感じ。最後は丸く納まるがホントに良いの?前半ゲイの殺し屋ジェームズ・ガンドルフィーニが重要な役割で良い味出してたのに何なんだあの死に方は?ブラッド・ピットの演技はやや冴えない(役柄のせいか)がジュリア・ロバーツはさすがの存在感。
満足度★★★
●キッド/2000
(出演)★ブルース・ウィリス/スペンサー・ブレスリン/
エミリー・モーティマー
ブルースブルース・ウィリスは大人になり仕事に成功し豊かな生活を送っていたが、みじめな少年時代を送ったせいか心の豊かさが足りないため恋人も家族も持てないでいた。そこへ少年時代の自分が突然現れ、大人の自分と共に行動し過去の嫌な思い出を消しに行くファンタジー。だが何が原因でタイムトラベル現象が起ったのかが不明。過去を変えたのに未来が変わらないのもおかしいし、もう少し感動的な何かが足りない感じ。子供役のスペンサー・ブレスリンは可愛く、恋人役のエミリー・モーティマーもキュートでした。
満足度★★★
●誘拐犯/2000
(出演)ベニチオ・デルトロ/ライアン・フィリップ/
ジェームズ・カーン/ジュリエット・ルイス
マフィアのボスの代理母となったジュリエット・ルイスを誘拐するベニチオ・デルトロとライアン・フィリップだがライアン・フィリップのアイドル顔は犯罪者にしては凄みがない。ベニチオ・デルトロと合わせて男前すぎる。マフィアのボスにしては手下が頼りない。久々にジェームズ・カーンが二枚目マフィアを演じ良い所を持っていってしまい。人気俳優が共演したのにB級っぽい映画になってしまった。ジュリエット・ルイスの演技は迫力だった。
満足度★★
●左きゝの拳銃/1958
(出演)★ポール・ニューマン/リタ・ミラン
あのビリー・ザ・キッドにポール・ニューマンが扮した映画だが、西部劇ではなく人間ドラマ。恩人への復讐のため保安官を4人も殺すビリーだが、そこまでする程の恩があったとは思えないのが引っ掛かる。実に若々しいポール・ニューマンが見られるがこの時すでに33才。若すぎる。ポール・ニューマンの大ファンである私としてはちょっと好きになれない役だった。
満足度★★
●ビッグ・ママス・ハウス/2000
(出演)マーティン・ローレンス/ニア・ロング/
ポール・ジャマッティ
変装の達人である黒人刑事マーティン・ローレンスが小錦並みのビッグママに変装して大活躍する。笑いあり、アクションあり、恋愛ありのエディ・マーフィーと同じ路線。最後の本物のビッグママの歌も最高。エディ・マーフィーとウーピー・ゴールドバーグの映画を足したような単純に楽しむ映画。
満足度★★★★
●スペース・カウボーイ/2000
(出演)クリント・イーストウッド/★トミー・リー・ジョーンズ/
ドナルド・サザーランド/ジェームス・ガーナー/
マーシャ・ゲイ・ハーデン
地球を救うために旅立つ宇宙飛行士という「アルマゲドン」的なSF映画。といっても初めての宇宙飛行に賭けた老人4人の熱い闘いの物語。みんなの犠牲になり夢だった月で安らかに眠るトミー・リー・ジョーンズの姿にバックで流れる「FLY ME TO THE MOON」が何とも印象的だった。クリント・イーストウッド監督作品。
満足度★★★
●シャフト/2000
(出演)サミュエル・L・ジャクソン/ヴァネッサ・ウイリアムズ/
ジェフリー・ライト/クリスチャン・ベール
黒人男性が白人の大富豪の息子に殺されたが、目撃者は金で口封じされ釈放される。犯人逮捕のために黒人デカのシャフト(サミュエル・L・ジャクソン)が暴れまくる。罪のない黒人が殺された事で怒りに燃えるシャフトの気持ちはわかるが、たとえ悪人とはいえ事件にあまり関係のない黒人を殺しまくるというのはどんなものか?あそこまで自由に暴れまくると現実味がない。何も考えずに痛快アクションを楽しむ映画。
満足度★★★
●ふたりの男とひとりの女/2000
(出演)ジム・キャリー/レニー・ゼルウイガー
クリス・クーパー/アンソニー・アンダーソン
ジム・キャリーとレニー・ゼルウイガーの共演で期待したが、二重人格を演じるジムの演技にメリハリが欠けた。もっとハチャメチャを期待していたので物足りない感じ。「ブリジット・ジョーンズの日記」で注目のレニー・ゼルウイガーは味のある良い女優で今後の活躍が増々楽しみ。
満足度★★
●アート・オブ・ウォー/2000
(出演)ウイズリー・スナイプス/マリエ・マチコ/
マイケル・ビーン
ウイズリー・スナイプスの見応えあるアクション映画。ウイズリー・スナイプスはいつもの派手さがなく寡黙な男を演じている。マリエ・マチコの存在感のある演技もよかった。しかし女性を残酷に殺すシーンはパス。全体にかっこ良く見せようとする意図が見えすぎてややセンスの悪さを感じてしまった。ウイズリー・スナイプス主演で東洋人が多く出てくるせいかB級っぽさも感じる。あの善人キャラのマイケル・ビーンが悪役を演じているのも注目。
満足度★★★
●ヴァージン・スーサイズ/1999
(出演)キルステン・ダンスト/キャスリン・ターナー/
ジェームズ・ウッズ/ジョシュ・ハートネット/
ダニー・デヴィート
厳しい家庭で育つ思春期の5人姉妹が自殺に追込まれる物語。といってもそんなに暗い映画ではなく、それほど厳しい家庭とも思えないのになぜ自殺するのか?家庭内の問題に深く切り込んでいるわけでもなく、青春映画としても中途半端で何が言いたいのかよくわからない映画。コッポラの娘ソフィアの初監督作品で、豪華キャストだけにきっと面白いだろうと思いながら終わってしまった。ジョシュ・ハートネットは「パールハーバー」ではあまりかっこ良く思えなかったが、この映画ではやはりかっこいい青年なのだと思える。一番良かったのは10CC、ELO、スティックス、ギルバート・オサリバンなどの名曲が流れるサントラ。
満足度★★
●テキサスの五人の仲間/1965
(出演)ヘンリー・フォンダ/ジョアン・ウッドワード/
ジェイソン・ロバーズ
年に一度のポーカー大会に参加した金持ち達。そこへ妻子と共に現れた旅人ヘンリー・フォンダがポーカー大会に飛び入りする。全財産をすってしまい倒れる夫にかわって涙ながらに参戦する妻。しかしそこには大どんでん返しが待っていた。この時代の映画は実に分かりやすい痛快感がある。「スティング」が好きな人なら楽しめる。「スティング」のポール・ニューマンの奥さんジョアン・ウッドワードが好演しているのも面白い。美しい女優さんです。
満足度★★★★
●ハンニバル/2001
(出演)アンソニー・ホプキンス/ジュリアン・ムーア
ゲイリー・オールドマン/ジャンカルロ・ジャンニーニ
今回は主役がクラリスではなくレクター博士であり、かなり善人に扱われている。残殺はするが、殺されるのは欲深い人間ばかりでクラリスを助けるヒーローのつもりか?クラリス役はこの映画の肝なのに女優が変わったのはやはり問題。目を背けるシーンもあったがそれ程恐怖感はなかった。あの役にゲイリー・オールドマンはもったいない気もする…。まだ続編があるのだろうか?
満足度★★★
●ジュエルに気をつけろ!/2001
(出演)★リブ・タイラー/マット・ディロン/
マイケル・ダグラス/ジョン・グッドマン/
ポール・ライダー
リブ・タイラーが珍しくセクシーな女性を演じ、その魅力で男達を翻弄する。メイクも濃いめでとても魅力的。セクシーシーンも多いが色気はまだまだか。当然ヌードシーンも無い。物語の展開としては好きなパターンでしたが、脇役にビッグネームが揃いすぎて逆にリブ・タイラーの印象がやや薄くなってしまった。同じように周りを振り回す女性としてはシャロン・ストーンの「ハリウッド・ミューズ」があったが、やはり役者が違う感じ。魅力度ではリブ・タイラーも充分負けてはいないが、キャリアの差でしょうか。
満足度★★★
●クッキー・フォーチュン1999
(出演)★リブ・タイラー/ジュリアン・ムーア/
グレン・クローズ/チャールズ・S・ダットン/
クリス・オドネル
大物女優3人の共演が見どころ。グレン・クローズはいつもの傲慢な女性役だが、ジュリアン・ムーアはいつもの頭の良い切れる女ではなくテンポのずれた女性役なのが面白い。リブ・タイラーはショートカットで不良っぽい娘役でキュート。
チャールズ・S・ダットンの雰囲気といいバックの黒人ブルース音楽といい、アメリカの田舎町のほのぼのとした雰囲気が心地良い。
満足度★★★
●ダンジョン&ドラゴン/2000
(出演)ジャスティン・ホウリン/ゾー・マクラーレン/
ソーラ・バーチ/ジェレミー・アイアンズ
RPGゲームの中に入り込んだような冒険ファンタジー。マトリックスのスタッフ製作だけあってSFXもしっかり作られている。主役級が無名なのでどうしてもB級っぽくなってしまうが、悪役のオスカー俳優ジェレミー・アイアンズの存在でカバーしている。
満足度★★★
●レッド・プラネット/2000
(出演)キャリー・アン・モス/ヴァル・キルマー/
トム・サイズモア/テレンス・スタンプ
火星への調査飛行に向かった宇宙船が、事故にあい異生物に襲われ主役の二人が生き残るというオーソドックスなSF映画。人類が植えた藻によって異生物が増殖し、空気が発生するというストーリーは面白いがエイリアンのような恐怖感もなく、謎解きを楽しむわけでもなく、やや盛り上がりに欠けた感じ。あんな美人船長ならみんな惚れるよ。
満足度★★★
●チアーズ/2000
(出演)キルステン・ダンスト/エリザ・ドゥシュク/ジェシー・ブラッドフォード/ガブリエル・ユニオン
アメリカではチアリーディングがメジャーなスポーツとしてかなり盛り上がっているようです。アクロバット体操とダンスを融合した凄い演技には驚き。日本のチアリーダーもあんな事出来るんでしょうか?私のイメージではポンポンを振って踊っているだけのイメージでしたが、かなり激しいスポーツのようです。主演はスパイダーマンにも出演して乗っている若手人気女優のキルステン・ダンストですが、特に美人ではありませんが3才から芸能活動をしているキャリアで演技には定評があり、他のチアリーダーの面々もチャーミングな女優が揃っています。ただオリジナルの振り付けに悩んで自分達で作れないからお金を払ってまでプロに頼んでいたのに、騙されたとわかってから簡単に自分達で作ってしまう所は単純すぎる。
満足度★★★
Fカップの憂うつ/1998
(出演)ナターシャ・リオン/マリサ・トメイ/アラン・アーキン
ナターシャ・リオンは若いのにどこか人生に疲れたような冷めた女の子を演じる。彼女らしい役柄で絶妙。バイブレーターを使うシーンは笑えます。マリサ・トメイのバカ女役も可愛く憎めないし、セクシーシーンも多い。何とも言えないため息が出るような家族達の物語。ナターシャ・リオン意外と良いスタイルしてますね。
満足度★★★
●遠い空の向こうに/1999
(出演)ジェイク・ギレンホール/クリス・クーパー/
ローラ・ダーン/クリス・オーウェン
NASAのエンジニアになったホーマー・ヒッカムの自伝的な感動の人間ドラマ。アメフト部で活躍した生徒がまれに奨学金で大学に進学するぐらいで、ほとんどが高校を卒業して炭坑で働くという田舎の炭坑街で、そんな将来に疑問を感じロケット打ち上げに夢をかける少年4人組のロケットボーイズが失敗を重ねながらたくましく成長して行く姿、炭坑一筋の頭のかたい父親と衝突しながらしだいにお互いを認めて行くホーマー親子の関係など見どころは多い。ラストの打ち上げのシーンは涙が溢れ出てくる程の感動でした。目標を持って努力する姿はぜひ子供達に見てほしい映画。父親役のクリス・クーパーや先生役のローラ・ダーン(ジュラシック・パークのサトラー博士)が良い味を出し、映画を引き締めています。素直に映画の素晴らしさを実感できる作品。
満足度★★★★★
●MONA(モナ)彼女が殺された理由/2000
(出演)ベッド・ミドラー/★ネイブ・キャンベル/ケーシー・アフレック/ダニー・デビート/★ジェイミー・リー・カーティス
ベッド・ミドラーとジェイミー・リー・カーティスの夢の共演(私が思っているだけ)にダニー・デビート、ネイブ・キャンベルの豪華キャストによるアメリカの田舎町で起るサスペンスコメディ。それにしてもベッド・ミドラー(モナ役)のキャラクター強烈でした。亭主と息子のキャラクターも最高。ネイブ・キャンベルは珍しく普通のかよわい奥さん役。ベン・アフレックの弟ケーシー・アフレックも良い味出してます。兄貴より男前。ストーリー自体はどうってことないんですが、私の場合なぜかこういう映画が心にしみつきます。ストーリーより人間ウォッチングを楽しんでしまうからか…。
満足度★★★★
●バレンタイン/2001
(出演)マーリー・シェルトン/★デニース・リチャーズ/
キャサリン・ヘイグル/デビッド・ボレアナズ
少年時代いじめられていた男が成人して、殺人鬼となり復讐するホラーサスペンス。整形し、鍛えて外見は全然別人になった殺人鬼が、クラスの人気者マーリー・シェルトンの彼になり誰も気がつかないのだが、内面がそんな魅力的な男性に変わっているのなら、わざわざ暗い過去を持ち出してバカな事を考えないと思うけどそれじゃ映画になりませんか。それにしてもアメリカ人は仮面をつけた殺人鬼がお好きのようだ。見どころはデニース・リチャーズ、キャサリン・ヘイグルというお気に入り女優の共演だったが、残酷な殺され方で辛い。主演のマーリー・シェルトンも二人に負けない魅力のある女優。
満足度★★★
●ペイ・フォワード/可能の王国/2000
(出演)★ハーレイ・ジョエル・オスメント/ケビン・スペイシー/
ヘレン・ハント/ジム・カヴィーゼル
オスカー俳優のケビン・スペイシーとヘレン・ハントに天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメントの共演とあって実に見応えのある映画。ハーレイ君のTVインタビューはペイ・フォワード教の教祖様と言う感じで説得力ありました。ただどうして殺してしまう必要があるのか?ラストのあの強引に泣かせる持って行き方は頂けません。あの泣かせ方は反則。ジム・カヴィーゼルのホームレス役がおもしろい。
満足度★★★
●クリムゾン・リバー/2000
(出演)★ジャン・レノ/ヴァンサン・カッセル/
ナディア・ファレス
猟奇殺人事件を二人の刑事が追う映画。ただ猟奇殺人の部分はとって付けたような感じがする。あの犯人とあの残酷な猟奇殺人が結びつきにくい。謎解きの部分もやや分かりにくかった。映画自体は面白そうな雰囲気が漂っているが、もうひとつ意外性にかけるというか物足りなさが残った。ヴァンサン・カッセルという俳優はなかなか雰囲気を持っている。あのイタリア一の美人女優モニカ・ベルッチのダンナでもある。
満足度★★★
●未来世紀ブラジル/1985
(出演)ジョナサン・プライス/キム・グライスト/
★ロバート・デ・ニーロ
鬼才テリー・ギリアムによるSF近未来映画。ではあるが、ファッションやインテリアなどは50年代のモダンなデザインで構成されており、視覚的に楽しめる映画。話の方も現実と幻想が混在して多少分かりにくい所はあるが、不思議な世界に引き込まれる。彼のアート感覚溢れる映像を楽しめる。主演のジョナサン・プライスが良い味を出している。
満足度★★★
A.I./2001
(出演)★ハーレー・ジョエル・オスメント/
★ジュード・ロウ/フランシス・オコーナー/
ウイリアム・ハート
キューブリック原作でスピルバーグ監督の感動作。ですが、そもそも冷凍保存されている息子の治療法が見つかる可能性があるのに、あの家族にロボット少年が必要なのかが疑問。案の定息子の病気が治り、ロボット少年が捨てられる。最後までそれが引っ掛かって感動しにくかった。まあ仲良くやって行けば、「アンドリュー」になってしまうわけですが…。わきまえた行動の出来るよく出来たロボットのテディ君はもっと大事にしてほしい。一家に1台欲しいなあ。終盤は人間のエゴイズムがロボットにも共通していて、ハーレー君はロボットに思えなかった。外見もどこから見ても人間なので、どこかロボットっぽさが外見に残っていてもよかったのでは?捨てた母親がハーレー君を探す場面があるとか、もっとあの母親にも良心がある所を見せないと最後の感動にも繋がりにくいようにも思う。近未来のビジュアル表現は見応えがあった。
満足度★★★
●60セカンズ/2000
(出演)★ニコラシ・ケイジ/アンジェリーナ・ジョリー/
ロバート・デュバル/ジョバンニ・リビシ
車泥棒のスペシャリストの兄弟愛映画。あんなに簡単に高級車が盗めるものなのか?この映画の見どころは車を盗むシーンではなく終盤の警察とのカーチェイスがメイン。というかそれに尽きる。とにかく凄い。あと依頼主である悪党のボスに凄みがない。かっこ悪すぎる。彼によってこの映画のすべてが動かされていると思うと怒りを憶える。アンジェリーナ・ジョリーはやはりキュートだった。
満足度★★★
●リプレイスメント/2000
(出演)キアヌ・リーブス/ジーン・ハックマン/
ブルック・ラングトン
選手のストライキでメンバーが揃わないアメフトチームがプレイオフ進出をかけて寄せ集めの代理選手で戦い勝利する。結末が最初からわかっているので、あまり感動はないが、個性的な選手が揃っていてそれなりに楽しめる。なかなか魅力的なブルック・ラングトン率いるチア・リーダーのセクシーダンスが見もの。キアヌ・リーブスは主演ながら控えめな演技。彼らしいと言えば彼らしいか。
満足度★★★
●トゥルー・ライズ/1994
(出演)★アーノルド・シュワルツェネッガー/★ジェイミー・リー・カーティス/
ビル・パクストン/トム・アーノルド
「タイタニック」のジェームス・キャメロンとシュワルツェネッガーの黄金コンビの大傑作アクション映画。というよりこの映画はジェイミー・リー・カーティスが最高の演技を魅せている。とにかく素晴らしい。彼女の演技を見るだけで価値がある。この作品でゴールデングローブ女優賞受賞。映像の方も人を楽しませるツボを心得ているキャメロン監督ワールド全開。文句無しに楽しめる映画。近々続編が公開されるらしいので楽しみ。
満足度★★★★★
●ジュラシックパーク3/2001
(出演)サム・ニール/★ティア・レオーニ/
ウイリアム・H・メルシー
今回の3作目は上映時間も短く、これで終わり?という感じ。1作目で好演した博士役のサム・ニールも存在感が薄く、人気美人女優ティア・レオーニを起用しているが2作目のジュリアン・ムーアに比べるとパっとしない役柄。それにこのシリーズはジェフ・ゴールドブラムがやはり出てほしい。1作目、2作目と主役だったTレックスの存在感がないというのも寂しい。あの島で2ヶ月生き残った少年が木に引っかかただけの男性を助けられなかったのかも疑問。感動的だった1昨目、個性派俳優が多数共演した2昨目に比べると、物足りなさが残る。しかしSFXのリアル感は素晴らしくハラハラドキドキの連続で、アトラクション感覚で楽しむのには良い映画。4作目があるとすればプテラノドンがNYを襲撃するのだろうか?
満足度★★★★
●ノーマジーンとマリリン/1996
(出演)★ミラ・ソルビーノ/★アシュレイ・ジャッド
タイプの違う美人女優二人がマリリン・モンロー(ノーマ・ジーン)を演じるという興味深い作品。整形前と整形後とはいえ二人があまりにも似ていないので違和感がある。素朴な感じの美人ミラ・ソルビーノがマリリンを演じ、都会的でゴージャスな感じのアシュレイ・ジャッドがノーマ・ジーンを演じているのもどうなのか。逆の方が良かった?あるいはどちらかが一人で演じるか、格上のミラ・ソルビーノのマリリン役が変えられないならノーマ・ジーン役はもっと若い無名女優にすべきだった。とはいえ二人が実に魅力的な女性である事には違いない。それにしても圧倒的な魅力を持ちながら破滅的な人生を送ってしまったマリリンは精神障害なのか頭が悪いのか…。
満足度★★★
●バニラ・フォグ/1999
(出演)★サラ・ミシェル・ゲラー/
ショーン・パトリック・フラナリー/
パトリシア・クラークソン/アマンダ・ピート
人気アイドル女優サラ・ミシェル・ゲラーのファンタジックなラブストーリー。流行らないレストランのシェフであるサラ・ミシェル・ゲラーが突然不思議な力を得て魔法のように美味な料理を作っていく。その料理の魔力にみんなメロメロになっていく、かなり幼稚ではあるが楽しい映画。サラのファンなら満足できるかも。
満足度★★★
●ザ・ビーチ/1999
(出演)★レオナルド・ディカプリオ/ヴィルジニー・ルドワイヤン/
ティルダ・スウィントン/ギョーム・カネ/
ロバート・カーライル
青年ディカプリオは東南アジアを旅行中に幻の楽園「ビーチ」の存在を知る。TVゲーム好きで現実から逃避したい彼には魅力的な島なのだろうが、所詮人間が作る楽園とはあんなものか…。あれでは新興宗教の集団生活のようなもの。生活の場に楽園なんて存在しないという事でしょう。この作品でのディカプリオはあまりカッコ良くない青年なので、ディカプリオファンには不満な作品かも。ディカプリオが島を出ようとしたした時に怪我人を置き去りにするのではなく、殺してしまったのは理解に苦しむと言うより耐え難いものがある。
満足度★★
●ピンク・モーテル/1999
(出演)★クリスティーナ・リッチ/ティモシー・オリファント/
ロリータ・ダヴィットヴィッチ/ロバート・ワグナー/
パトリシア・ヴェラスケス
ピンク・モーテルで起る様々な個性的な人間達のドタバタ喜劇だが、笑いのセンスが微妙でいまひとつ笑えない。クリスティーナ・リッチの顔はキュートですが、体型がどうも…。良く言えば豊満だが悪く言えばオバサン体型。ダイエットが必要かも。一方「ハムナプトラ」のアナクスムン役で人気上昇中のパトリシア・ヴェラスケスはさすがに元トップモデルだけあってスタイルは◎。顔も◎。演技は▲。
満足度★★
●ジェシカおばさんの事件簿/寒い国から来た標的/2000
(出演)アンジェラ・ランズベリー/リチャード・クレンナ/
キャスリン・モリス
アメリカの人気TVムービーシリーズ。主演のアンジェラ・ランズベリーは76才で、過去にアカデミーの助演女優賞に3回ノミネートされている名優。推理小説家であるジェシカおばさんが事件に巻き込まれ、その度に事件を解決していくオーソドックスなスタイル。コロンボシリーズとは違い犯人は最後までわからず、意外な人物が犯人になる。
満足度★★★
●スプリング/死の泉/2000
(出演)カイル・マクラクラン/アリソン・イーストウッド
旅先の田舎町には命の泉が…。田舎町での不思議な出来事はあのツインピークスを思い出させる。カイル・マクラクランは優柔不断そうに見えるが思い込むと一途に突っ走る彼らしいキャラクター。命の泉のおかげで100才近くになっても見事な美貌を魅せる相手役のアリソン・イーストウッドはあのクリント・イーストウッドの娘。とても魅力的な女優です。
●満足度★★★
●新刑事コロンボ/奪われた旋律/2000
(出演)★ピーター・フォーク/ビリー・コノリー
超人気シリーズの最新作。超売れっ子映画音楽家ビリー・コノリーだが、実はその作品のほとんどは弟子の作品だった。その秘密を封じるために弟子を殺したビリー・コノリーを鋭い推理で追い詰めていくいつもの展開。新作なのに70年代の作品っぽい変わらない懐かしさが良い。今年で75才になるピーター・フォーク、いつまでも元気でこのライフワークを続けてほしい。
●満足度★★★★
●プリティ・ブライド/1999
(出演)★ジュリア・ロバーツ/リチャード・ギア/
ジョーン・キューザック
結婚式の度に逃げ出す花嫁ジュリア・ロバーツとそれを取材するリチャード・ギアが結ばれるユニークなラブコメディ。人間はどれだけ自分を理解しているのか?他人を理解しているのか?を考えさせられる。結婚式の度に逃げ出すという行為は迷える人間の心理を象徴した表現なのでしょうか?ただ楽しいだけではないメッセージ性を強く感じる映画。ジュリア・ロバーツとリチャード・ギアは存在だけで絵になるし、脇役の扱いも良い感じ。特にジョーン・キューザックの良い人感は絶妙。
●満足度★★★★★
●2番目に幸せなこと/2000
(出演)★マドンナ/ルパート・エベレット/
ベンジャミン・ブラット
親友であるゲイの男性と同居し子供を育てるというのはどんなものかと興味をひきましたが、最後はありきたりな(普通の男女の夫婦のよう)親権をめぐる男女の泥沼の争い。大体誰の子供かも解らないのもおかしいし、自分から父親になって欲しいと言いながら彼氏が出来た途端父親をクビにし、挙句の果てにあんたの子じゃないとはひどすぎる。マドンナ演じるアニーという女性は実に自分勝手で不愉快だった。さすがにラジー賞のワースト主演女優賞受賞。ルパート・エベレットは同情をひく良い演技だった。映画としても何の解決もないまま終わってしまう中途半端な作品。
●満足度★★
●グリンチ/2000
(出演)ジム・キャリー/テイラー・マムセン/
ジェフリー・タンバー
アニメを実写にしたような楽しい映画。ジム・キャリーはマスクを思い出す過激な演技。シンディー・ルー役の少女テイラー・マムセンが実に可愛かった。
●満足度★★★
●キス・トゥモロー・グッドバイ/2000
(出演)ニコラス・レア/ジェイソン・プリーストリー/
カリ・ウーラー/ホルト・マッキャリー
ビバリーヒルズ青春白書のブランドン役で有名なジェイソン・プリーストリーの監督作品。彼自信も脇役で出演。主演のニコラス・レアがいまひとつパっとしないため、いかにもB級サスペンス映画っぽかった。どうせならジェイソン・プリーストリーに主演をしてほしかった。だがカリ・ウーラーは相変わらず魅力的な女性だ。
●満足度★★
●プルーフ・オブ・ライフ/2000
(出演)★ラッセル・クロウ/★メグ・ライアン/
デビッド・モース/パメラ・リード/
デヴィッド・カルーソー
ラッセル・クロウとメグ・ライアンの実生活での不倫が話題になっていた映画ですが、あのラッセル・クロウのカッコ良さを見れば惹かれるのも分かる。映画としては、アクション、サスペンス、ラブストーリーと盛り沢山だが、ラブストーリーの部分がやや中途半端だった。ラッセル・クロウのカッコ良さだけが際立っていた。メグ・ライアンはいまひとつ。デビッド・モースが「グリーンマイル」や「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と同様に脇役としての存在感を発揮していた。
●満足度★★★
●ハート・オブ・ウーマン/2000
(出演)★メル・ギブソン/ヘレン・ハント/マリサ・トメイ/
アラン・アルダ/ベッド・ミドラー
女性の考えがすべて見通せるというユニークな脚本。男性にとっては願望でもあるが、知ってしまうと女性に対する魅力は半減するだろう。感電してその能力が身についたり、基に戻ったりと、かなり幼稚な部分はあったが、次の展開はどうなるのかと思わせる楽しさはあったと思う。マリサ・トメイやベッド・ミドラーなどの名優が脇役で出ているが、扱いがやや中途半端だったように思う。
●満足度★★★
●ショコラ/2000
(出演)ジュリエット・ビノシュ/★ジョニー・デップ/
ジュディ・デンチ/レナ・オリン/キャリー・アン・モス/
アルフレッド・モリーナ/ヒュー・オコナー/
ピーター・ストーメア/ヴィクトワール・ティヴィソル
アカデミーの主要部門のほとんどにノミネートされただけあって、かなりの秀作。お伽話調でフランスの田舎町の景色もメルヘンチックで良かった。ジュリエット・ビノシュの演技ももちろん良かったが、脇役のジュディ・デンチ(大家役)レナ・オリン(精神を病んでいる女性役で、ハルストレム監督の奥さんでもある)アルフレッド・モリーナ(村長役)ヒュー・オコナー(神父役)キャリー・アン・モス(大家の娘の美人未亡人)ピーター・ストーメア(レナ・オリンの暴力亭主役)ヴィクトワール・ティヴィソル(娘役で4才でヴェネチア映画祭主演女優賞)など実に個性的で見応えがあった。特にジュディ・デンチの演技は恐いくらいの迫力を感じる。ただその分ジョニー・デップの印象が薄かったのが残念。
●満足度★★★★★
●ボーン・コレクター/1999
(出演)★デンゼル・ワシントン/★アンジェリーナ・ジョリー
全身が動けない身体で操作の指示をするデンゼル・ワシントンの迫真の演技はさすがのひとこと。デンゼル・ワシントンが素質を見込んだと言うより、一目惚れした感じの警察官アンジェリーナ・ジョリーの緊張感のある演技と時折見せる笑顔は実に魅力的だった。若くしてすでにオスカー女優となった彼女にはこの先目がはなせない。アンジェリーナ・ジョリーが襲われるような展開になっていれば、もっと恐怖感が出たと思う。
●満足度★★★★
●ミュージック・オブ・ハート/2000
(出演)メリル・ストリープ/アンジェラ・バセット/
グロリア・エステファン
ハーレムの貧しい子供達にヴァイオリンを教える教師の実話を基にした感動的なドラマ。音楽の授業でひとつの楽器(ヴァイオリン)をマスターできるなんて本当に素晴らしい。これが本当の教育というもの。試験前に教科書を詰め込むだけの教育を日本はいつまで続けるのか?考えさせられる。ラストの有名音楽家達とカーネギーホールで演奏したバッハの名曲「2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調」は感動のひとこと。ただメリル・ストリープのあのヒステリックなキャラクターは好きになれません。
●満足度★★★★
●アウト・オブ・サイト/1998
(出演)★ジョージ・クルーニー/ジェニファー・ロペス/
ドン・チードル/アルバート・ブルックス/キャサリン・キーナー
銀行強盗ジョージ・クルーニーと捜査官ジェニファー・ロペスの恋物語。ソダーバーグ監督でジョージ・クルーニーが強盗というのはオーシャンズ11と同じ。ジェニファー・ロペスが美しくて強い捜査官でとてもかっこいいが、演技にメリハリが欠ける。まだまだアイドル女優という感じ。ジョージ・クルーニーは相変わらずクール。脇役は演技派揃い。
●満足度★★★
X-メン/2000
(出演)★パトリック・スチュアート/ヒュー・ジャックマン/アンナ・パキン/イアン・マッケラン/ヘリー・ベリー/
ファムケ・ヤンセン/レベッカ・ローミン
スタートレック」のパトリック・スチュアート、「ロード・オブ・ザ・リング」のイアン・マッケラン、若手演技派女優アンナ・パキン、人気急上昇中のヒュー・ジャックマン、本年度のアカデミー主演女優賞受賞のハリー・ベリーにファムケ・ヤンセンとバラエティな顔ぶれと、人気コミックの映画化とあって素直に楽しめる作品。各ミュータントも個性的で、TVシリーズにすれば大ヒットしそう。変幻自在のミスティーク役のレベッカ・ローミンが、特殊メイクでその美貌が消されていたのは残念。
●満足度★★★★
●隣人は静かに笑う/1998
(出演)ジェッフ・ブリッジス/ティム・ロビンス/ジョーン・キューザック/スペンサー・トリート・クラーク
主演クラスの人達が皆死んでいくという珍しい映画。ジェッフ・ブリッジスのそれまでの必死の頑張りは何だったのか…。ティム・ロビンスの悪役は不気味だった。役柄のせいかジョーン・キューザックはちょっと老けたかな…。最近大活躍の少年スペンサー・トリート・クラーク(グラディエーター、アンブレイカブルなどに出演)ですが、ハーレイ・ジョエル・オスメント同様ナイーブな感じが人気のようです。
●満足度★★★
●サイコ/1998
(出演)★ジュリアン・ムーア/アン・ヘッシュ/ヴィンス・ヴォーン
ヒッチコックの「サイコ」を忠実にリメイク。ジュリアン・ムーアがアン・ヘッシュの妹というのはちょっと…。どう見てもお姉さんに見える。ヴィンス・ヴォーンは「ザ・セル」といい、この「サイコ」といいすっかり変質者役が板につている。バックミュージックがいかにもレトロな恐怖映画っぽくて良い。
●満足度★★★
●オースティン・パワーズ・デラックス/1999
(出演)マイク・マイヤーズ/★ヘザー・グラハム/ロバート・ワグナー/ロブ・ロウ
もっと下品なのかと思ったが、意外とまともなコメディ。マイク・マイヤーズのDr.イーブル役は良かった。世界征服を狙いオースティンの命を狙い、レ−ザ−光線が出てきたり、Dr.イーブルがピアノを弾いていたりする所は、ピンクパンサー3をかなりパクっているようだ。もちろん笑いのセンスではピンクパンサーの方が数段上。なにより相手役のヘザー・グラハムが魅力的だった。日本でもっと人気が上がってほしい女優。60年代ファッションも見どころのひとつ。エリザベス・ハーレー、レベッカ・ローミンなどセクシー女優も出演。
●満足度★★★
●オーロラの彼方へ/2000
(出演)デニス・クエイド/ジム・カヴィーゼル/ノア・エメリッヒ
太陽の黒点の異常でニューヨークの空にオーロラが出たせいで、幼い頃に父を亡くした息子が30年前の父親とアマチュア無線機で交信できるようになるという感動的な話で始まり、話はどんどん意外な展開になり最後まで飽きさせない面白い映画。久しぶりにデニス・クエイド(父親役)が存在感を出していた。息子役は「シンレッドライン」のジム・カヴィーゼル。
●満足度★★★★★
●ストーリー・オブ・ラブ/1999
(出演)★ミシェル・ファイファー/★ブルース・ウィリス
既婚者なら必ず同感したり、反省させられたりするドラマ。最後のシーンでのミシェル・ファイファーの泣きながら感情たっぷりに、やり直したいと訴えるシーンは素晴らしいの一言。泣き顔もキュートです。
●満足度★★★★
●プライベート・ライアン/1999
(出演)★トム・ハンクス/★マット・デイモン/バリー・ペッパー/ビン・ディーゼル
前半のノルマンディ上陸の戦闘シーンは兵士の視線で撮られていて実にリアルで迫力があった。アカデミー撮影賞もうなずける。ただカメラのレンズに血がついている所は気になったが…。ライアン二等兵救助というのは確かに無情な命令だが、戦争そのものの不条理さをこの任務に表現したかったのでしょう。兵士が「この任務は気が進みません」と言った事に、トム・ハンクスが「気の進む任務があるのか」と問い返した所にも現れています。おそらくこの映画を観て「絶対に戦争に行きたくない」と多くの人が思ったでしょう。そこにこの映画の意義があると思う。ただトム・ハンクスは戦場向きの顔ではないなと思ってしまった。
●満足度★★★★
●氷の接吻/1999
(出演)★アシュレイジャッド/ユアン・マクレガー
主演の二人は善人顔なので、悪人役はしっくりこなかった。私のお気に入りの美人女優アシュレイジャッドですが、演技の奥深さはまだまだ。
殺人鬼の心の奥が見えて来ない。ユアン・マクレガーのちょっとノイローゼっぽい感じは良かった。こんないい加減な諜報部員がいるのか?
●満足度★★
●背信の行方/1999
(出演)ジェフ・ブリッジス/ニック・ノルティ/
★シャロン・ストーン/キャサリン・キーナー
ジェフ・ブリッジス、ニック・ノルティ、シャロン・ストーンの共演と競馬界の話と言う事でかなり期待しましたが、シャロン・ストーンは終盤まで出て来ないし、トップビジネスマンのジェフ・ブリッジスがニック・ノルティに会った途端ニック・ノルティ化していくし、終盤は3人の事件にまったく関係のないキャサリン・キーナーがメインになっていくし、何が言いたいのかわからない。回顧シーンも別人すぎて(20年であんなに変わらない)増々わからなくなってしまった。
●満足度★★
●トゥルーマン・ショー/1998
(出演)★ジム・キャリー/エド・ハリス/ノア・エメリッヒ/
ローラ・リネイ
家族や友人、職場や街全体が映画のために作られた非現実の世界で、ただひとり現実の世界を生きるジム・キャリー。映画ならではのユニークな世界。とは言え現実の世界も演じなければならない所は実に多いと考えさせられる。ジム・キャリーとエド・ハリスがゴールデングローブ賞受賞。ノア・エメリッヒは典型的なアメリカ人キャラクターで、いつも主演をサポート。
●満足度★★★★
●アメリカン・パイ/1999
(出演)ジェイソン・ビッグス/クリス・クライン/トーマス・イアン・ニコラス/ナターシャ・リオン/シャノン・エリザベス/
ミーナ・スヴァーリ/アリソン・ハニガン/タラ・リード

高校卒業までに童貞を脱しようとする悪友達の学園ドラマ。最後はお決まりのプロムの夜にゴールイン。ソフトタッチのセックスコメディで、シリーズ化されている人気映画。アップルパイのシーンは笑える。グラビアクイーンのシャノン・エリザベスのナイスボディが見られる。
●満足度★★★
●ホーリーマン/エディ・マーフィーはカリスマ救世主/1998
(出演)★エディ・マーフィー/ジェフ・ゴールドブラム/
ケリー・プレストン
TVショッピングのプロデューサー役ジェフ・ゴールドブラムが、偶然知り合った聖人エディ・マーフィーのカリスマ性を利用して商品を売りまくる話。珍しくエディ・マーフィーはいつものマシンガントークを封印した役柄。説得力のある説教を聞かせてくれる。その代わりにジェフ・ゴールドブラムが毒舌ぶりを発揮していた。
●満足度★★★
●マルコビッチの穴/1999
(出演)ジョン・キューザック/★キャメロン・ディアス/
ジョン・マルコビッチ/キャサリン・キーナー/チャーリー・シーン
俳優ジョン・マルコビッチの脳の中に入れるという非現実的な話だが、現実にあり得るように思えてくる不思議な映画。なんといってもジョン・キューザックとキャメロン・ディアスのキャラクターが、普段の二人とは別人のようなダサい夫婦役を演じていたのが面白い。ジョン・キューザックの芸域の広さとキャメロン・ディアスの意外な演技力に驚いた。助演のキャサリン・キーナーも名演でオスカーは逃したが、ジョン・マルコビッチと共にNY評論家協会賞を受賞している。オスカーでは監督賞と脚本賞もノミネートされており評価の高い作品。ただかなり好き嫌いが別れる映画でもある。
●満足度★★★★
●ホワット・ライズ・ビニース/2000
(出演)★ミシェル・ファイファー/★ハリソン・フォード
ヒッチコック作品を意識したサスペンス映画。ストーリーよりも部分的な演出やカメラワークが楽しめる作品。なによりミシェル・ファイファーの演技を2時間堪能できるのが嬉しい。ただ彼女の場合、共演俳優を食ってしまいがちなので、ハリソン・フォードはかわいそうだった。役柄も悲惨で、何でわざわざハリソン・フォードだったのか?「まさかハリソン・フォードが悪人!」というのが狙いなんでしょうが。
●満足度★★★★
●恋のゆくえ/ファビラス・ベイカー・ボーイズ/1989
(出演)★ミシェル・ファイファー/ジェフ・ブリッジス/
ボー・ブリッジス
実の兄弟であるジェフ・ブリッジスとボー・ブリッジスが売れないピアノ弾きとして共演。実の兄弟だから当然ですがまったく個性の違う兄弟役を絶妙のコンビネーションで演じている。人気を得るために雇った超魅力的な女性ヴォーカル役にミシェル・ファイファー。ミシェル・ファイファーの女性として女優としての魅力が全開。決して上手いとは言えないが、彼女のスィートなヴォーカルも良かった。成功を収めるトリオだが、三者の仕事に対する思い入れの違いから3人はバラバラになっていく。クールで才能に溢れたジェフ・ブリッジスが夢を求めて去るのを何事も無かったように受け入れる兄ボー・ブリッジスの兄弟愛にも心が打たれた。ミシェル・ファイファーはこの作品でオスカーこそ逃したが、ゴールデングローブ賞、NY評論家協会賞、LA評論家協会賞とその他の賞を総ナメにしている。私が彼女の魅力にすっかりハマるきっかけになった作品でもあります。全編にわたるモダンジャズのバックミュージックも聴き所。
●満足度★★★★★
●ブラボー火星人2000/1998
(出演)クリストファー・ロイド/ジェフ・ダニエルズ/★エリザベス・ハーレー/ダリル・ハンナ
バック・トゥ・ザ・フューチャーのクリストファー・ロイド、101のジェフ・ダニエルズ、オースティン・パワーズのエリザベス・ハーレー、スプラッシュのダリル・ハンナと日本でもお馴染みの役者が共演したコメディ。地球に不時着した火星人クリストファー・ロイドはすっかり老け込みましたが、あのドクを思い出すような役柄で健在振りが嬉しかった。ドジでとぼけた記者ジェフ・ダニエルズとの友情物語。各俳優の個性が楽しめる映画。
●満足度★★★
●ダンサー・イン・ザ・ダーク/2000
(出演)ビョーク/カトリーヌ・ドヌーブ/ピーター・ストーメア/
デビッド・モース
カンヌで賞をとったように評価の高い作品だが、好き嫌いがかなり別れる作品。この映画は悲劇と言うより、残酷物語。さすがデンマーク映画。猟奇殺人映画よりも残酷だ。私は最後まで観るのが辛かった。悲劇とミュージカルがダメな私には辛すぎた。私にはこの映画を観て感動して泣ける精神構造をしていない。せめて息子が手術を成功させたところで終わってほしかった。唯一の救いは、少年時代の憧れであったカトリーヌ・ドヌーブが優しい女性を演じていた事か。
●満足度★
●ビッグ・ムービー/1999
(出演)★エディー・マーフィー/スティーヴ・マーティン/
★ヘザー・グラハム
スティーヴ・マーティン脚本、主演のコメディ。映画作りを夢見る中年男スティーヴ・マーティンが、大スターのエディー・マーフィーを隠し撮りで起用し映画を制作、強引に上映までさせてしまう。それにしても最近のエディー・マーフィーは特殊メイクか多重人格ばかり。名人芸の域!?ヘザー・グラハムは最近コメディづいてるが実にキュートな女優。ただ尻の軽い女という設定は不満。
●満足度★★
●素晴らしき日/1996
(出演)★ジョージ・クルーニー/★ミシェル・ファイファー
人気記者のジョージ・クルーニーと建築家のミシェル・ファイファーは共にバツイチで子供が同級生。子供の課外授業に遅れたために、超多忙な1日を子守りをしながら乗り切らないといけなくなる。はじめはぶつかり合う二人だが、最後は恋に落ちるという定番のラヴコメディ。素直に二大スターの魅力を楽しむ映画。外見はクールな美女のミシェル・ファイファーだが、その内面は明るく実にキュートな魅力に溢れている。
●満足度★★★★
●ザ・セル/2000
(出演)ジェニファー・ロペス/ヴィンス・ボーン/
ヴィンセント・ドノフリオ
人気美人女優のジェニファー・ロペスが心理学者となり、連続殺人犯の脳に入り込み事件を解決していく。その精神世界は実にアーティスティックで、猟奇殺人犯の精神にしては美しすぎる。ジェニファー・ロペスの精神世界と合わせて彼女の美貌が綺麗にマッチし、彼女の意味不明のプロモーションビデオの様でした。
●満足度★★★
●ビューティフル・ガールズ/1996
(出演)ティモシー・ハットン/★ナタリー・ポートマン/
マット・ディロン/ノア・エメリッヒ/★ユマ・サーマン/
★ミラ・ソルビーノ
都会でピアノ弾きをしているティモシー・ハットンが高校の同窓会のために田舎町に帰るが、実家の隣に住む美しい少女ナタリー・ポートマンに恋をしてしまう。同窓生のマット・ディロンら、現状の仕事や恋に満足できない30前の男達の心を描く。男なら誰しも経験する悩みだ。ユマ・サーマン、ミラ・ソルビーノというハリウッドを代表するビューティフルガールの共演が華を添えるが、その二人をも引き立て役にしてしまう程ナタリー・ポートマン(当時15才)の魅力は光り輝いていた。この映画以降すっかり彼女のファンになってしまった作品。たとえ13才でもこんな魅力的な女の子に5年待ってと言われればその気になってしまうのでは…。
●満足度★★★★★
●真夏の夜の夢/1999
(出演)ケビン・クライン/★ミシェル・ファイファー/
ソフィー・マルソー/キャリスタ・フロックハート
シェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」の映画化。映画と言うより綺麗な舞台を観ているような感覚。豪華キャストではあったが、それぞれの魅力を引き出せきれなかった感じ。
●満足度★★
●ドクター・ドリトル2/2001
(出演)★エディー・マーフィー/クリスティン・ウイルソン/
レーベン・シモーネ/
今回は動物たちと共に森林を守るという設定で、わかりやすく入り込みやすいストーリー。動物もどれが本物で、ロボットで、CGなのか見分けにくくよく出来ていた。素直に楽しめる映画。
●満足度★★★★
●13デイズ/2000
(出演)★ケビン・コスナー/ブルース・グリーンウッド/
スティーブン・カルプ
東西冷戦時代のキューバ危機の13日間のケネディ大統領と補佐官達の政治ドラマ。戦争を避けるために尽力する緊迫感を伝えたい映画なのですが、いまひとつ伝わって来ない。重要な場面ではケネディ兄弟が中心になり決断するため、ケビン・コスナーの役柄が主演にしては印象が弱い。当時の歴史的背景をしっかり踏まえておかないとやや退屈な映画かも。
●満足度★★★
●インサイダー/1999
(出演)★アル・パチーノ/★ラッセル・クロウ/
クリストファー・プラマー
新旧名優が共演した、たばこ訴訟の実話をもとにした注目作。特に私はゴッドファーザーからのアル・パチーノの大ファン。年齢を重ねて増々良い俳優になったと思う。珍しく拳銃を持たない役(TVプロデューサー)でしたが素晴らしい演技。独特のあの語りも良い。一方オスカー2連覇を狙うラッセル・クロウは老け役に挑戦。もともとふけ顔なので違和感無し。お互いいつもと違ったキャラクターを演じきり、改めて二人の俳優としての力量が感じられた。
●満足度★★★★
Life エディ・マーフィの逃亡人生/1999
(出演)★エディ・マーフィ/マーティン・ローレンス
無実の罪で終身刑となる二人の黒人の人生を描いた人間ドラマ。最近すっかり定番になっているエディ・マーフィの特殊メイクがまた見られる。辛いはずの刑務所暮らしだが、キャラクターのせいか楽しそうに見えてしまう。感動して泣ける程でもなく、笑い転げるわけでもなくやや中途半端に終わってしまっ
た。
●満足度★★★
●マン・オン・ザ・ムーン/1999
(出演)★ジム・キャリー/ダニー・デビート/コートニー・ラブ/ポール・ジャマッティ
若くして世を去った伝説のコメディアン「アンディ・カウフマン」の伝記ドラマ。下積み時代にプロモーター役のダニー・デビートにスカウトされアンディ(ジム・キャリー)は人気者になるが、独自の笑いを追求するあまりスタッフや視聴者はついていけなくなる。それは笑いというよりも驚かしたり、だましたりと人の心をもてあそぶ事を楽しんでいるようだ。人を楽しませるよりも、自分を楽しませるように思える。ジム・キャリーのちょっと危ない感じが、まるでアンディそのものに見えるほど上手く演じていた。ガンにおかされたアンディが、フィリピンの心霊治療を自分の芸とダブらせる姿は考えさせられるものがあった。
エンディングのアンディの事を歌ったR.E.Mの曲も心にしみた。
●満足度★★★★
●恋のからさわぎ/1999
(出演)ヒース・レジャー/ジュリア・スタイルズ/
ラリサ・オレイニク
シェイクスピア喜劇「じゃじゃ馬ならし」をもとにしたラブコメディ。
モテモテの妹と男嫌いで変わり者の姉、姉がデートしない限り妹にはデートさせない厳しい父。妹とデートしたいために姉に近づくよう頼まれたヒース・レジャーが本気で恋に落ちていく楽しい学園ドラマ。姉役のジュリア・スタイルズは決して美人ではないが、存在感のある女優。ヒース・レジャーと共に今後が楽しみな若手俳優。
●満足度★★★

●最終絶境計画/2000
(出演)アンナ・ファリス/シャノン・エリザベス/
カーメン・エクストラ
スクリームをパロったおバカな映画。他にもシックスセンス、ブレアウイッチ、エクソシストなどのパロディもある。しかしこのユーモアのセンスで笑えるアメリカ人はやっぱりクレイジーな人達だ。私にはついていけません。収穫はシャノン・エリザベスを久しぶりに見れた事。
●満足度★
●マーシャル・ロー/1999
(出演)★デンゼル・ワシントン/★アネット・ベニング/
★ブルース・ウィリス
あの同時多発テロを暗示したような衝撃的な作品。まさかもっとひどい現実が待っているとは…。将軍ブルース・ウィリスの記者会見の「これは戦争だ!」という言葉はまさにブッシュ大統領が語ったもの。驚きました。CIA捜査官アネット・ベニングの迫真の演技が素晴らしかった。
デンゼル・ワシントンは正義感の強いFBIの部長。彼のためにあるような役柄。ただ国内の数人のテロリストをしとめただけで解決したと会見するのは安易すぎるし、最後は対テロリストではなく、「軍隊」V「FBI」という構図になったのはよく理解出来ない。軍隊とFBIとCIAが仲が悪いというのは良くわかりましたが…。
●満足度★★★★
●25年目のキス/1999
(出演)★ドリュー・バリモア/デイビッド・アークエット/
ミシェル・バルタン/ジェシカ・アルバ
高校時代ブスでイモくさいといじめられていたドリュー・バリモアが新聞記者となり、ハイスクールに潜入ルポし、イモから脱皮し最後はプロムのクイーンになる程人気者になっていくといういかにもアメリカ的なお話。本来なら年齢的にまだまだ若手女優といえるドリュー・バリモアだが、20年以上のキャリアからかベテラン女優の風格すら感じられる。
ブスでイモくさい学生役も、知的で魅力的な女性も余裕で演じている。さすがだ。最後は先が読めてしまう展開になってしまったが、素直に楽しめる映画。目立つ役ではなかったが、女子学生役のジェシカ・アルバもキュートでした。
●満足度★★★★
●イントレビット/2000
(出演)ジェームズ・コバーン
豪華客船イントレビット号に乗った大臣令嬢と、その護衛をまかされた二人の刑事、そして大臣令嬢の命を狙うテロリスト。だが核兵器を積んだ空軍機が海に墜落し、イントレビット号は沈没するパニックサスペンス。しかし沈没した客船はおもちゃのようだし、沈没しているにもかかわらず船の中は人が歩き回れるような状態というのもおかしすぎるし、SFX全盛の今でこれはないでしょう。俳優も無名ばかりで、展開も実に退屈。
●満足度★
●ブロークダウン・パレス/1999
(出演)クレア・デーンズ/ケイト・ベッキンセール/ビル・プルマン
若手人気女優二人が、親友役で共演。卒業旅行に刺激を求めてタイを選んだが、タイで出会ったプレイボーイの青年にだまされ、麻薬の運び屋の容疑で逮捕され刑務所に入ってしまう。無実の罪を晴らそうともがく二人の人間ドラマ。クレア・デーンズが気丈で不良っぽい女性を演じ、今までにない面を出している。見事な演技力でした。対照的にケイト・ベッキンセールはやや優柔不断な頼りない女性役をうまく演じていた。最後クレア・デーンズが一人で罪をかぶり、解決しないまま終わったため、心にモヤモヤしたものが残った。最後にクレア・デーンズの笑顔が見たかった。
●満足度★★★
●トーマス・クラウン・アフェアー
(出演)★レネ・ルッソ/★ピアース・ブロスナン
007のピアース・ブロスナンが泥棒役で登場するが、相変わらずのプレイボーイ。相手役のレネ・ルッソが保険調査員としてピアース・ブロスナンを追うが、最後は彼の魅力に落ちてしまう。いかにもというストーリー。しかし、いつもは控えめで上品な理想的な女性を演じるレネ・ルッソが、仕事に恋にと女の性をむき出しにした女性を見事に演じている。またやたら裸のシーンが出てくるのにも驚きました。元トップモデルとはいえ、45才(当時)とは思えない美貌。
●満足度★★★★
●トラフィック/2000
(出演)マイケル・ダグラス/ベニチオ・デルトロ/
★キャサリン・ゼタ・ジョーンズ/デニス・クエイド
この映画でオスカーを受賞したベニチオ・デルトロの演技が見もの。渋いというか良い感じ。逮捕された夫が麻薬の密輸を仕事にしていた事を知り、生きていくために普通の奥さんから変貌していくキャサリン・ゼタ・ジョーンズの演技も良かった。麻薬取締の最高責任者マイケル・ダグラスの娘が麻薬中毒というのはいかにもアメリカっぽい。マイケル・ダグラスはお父さんに似てきた。メキシコが舞台とあって、メキシコ一の美人女優サルマ・ハエックがちらっとだけ出ていたのがちょっと嬉しかった。
●満足度★★★★
●パール・ハーバー/2001
(出演)★ベン・アフレック/ジョシュ・ハートネット/
ケイト・ベッキンセール/キューバ・グッディング
戦争映画と思っていましたが、主演3人の三角関係の話がメイン。とくに前半は学園ドラマかと思う程。あんなのんきに恋愛を楽しんでられたのか?ケイト・ベッキンセールは確かに美しかったけれど、恋人が死んだと分かったとたん恋人の親友とできてしまうとは、嫌な女です。さすがに戦闘シーンの迫力は素晴らしかった。船の沈没シーンはタイタニックを観ているようでした。でも米軍が撃滅状態なのに、二人で零戦をすべて撃破してしまうのは、SF映画の主人公のようでリアリティがなかった。ハワイが舞台という事もあってか全体に明るく戦争映画という暗さはなかった。
●満足度★★★
●猿の惑星/2001
(出演)マーク・ウォルバーグ/ティム・ロス/★エステラ・ウォーレン
ヘレナ・ボナム・カーター/マイケル・クラーク・ダンカン/
元祖「猿の惑星」の大ファンなので、かなり期待していましたが、正直期待外れでした。ヘレナ・ボナム・カーターの特殊メイクは人間に近すぎて、一瞬マイケル・ジャクソンが出てきたのかと思いました。
ティム・ロスのキャラクターはかなりインパクトがありました。動きもすごく猿らしかった。主演のマーク・ウォルバーグはやや印象が薄く強さが足りない。また猿を助けに行ったのに、どうして最後は猿をおいて自分だけ帰って行ったのか理解出来ない。また人間が言葉を話せる高い知能を持っていて、しかも猿の4倍の人口というのにあそこまで猿に支配されているのはおかしいのでは?エステラ・ウォーレンは実にキュートでしたが、演技らしい演技はほとんどなかった。結末も中途半端で、続編がありそうな終わり方でした。
●満足度★★★

●クルーエル・インテンションズ/1999
(出演)ライアン・フィリップ/サラ・ミシェル・ゲラー/
リース・ウィザースプーン/セルマ・ブレア
ゲーム感覚で女性を落としていく二枚目ライアン・フィリップ。優等生だが、裏の顔をもち、彼を操る義姉サラ・ミシェル・ゲラー。美しい校長の娘リース・ウィザースプーンという赤丸急上昇の若手俳優3人の共演するクールな作品。ライアン・フィリップがリース・ウィザースプーンに出会い本当の愛に目覚めていくが、最後は彼女を守るために事故で死んでしまう。映画では結ばれなかったが、私生活ではこの二人は結ばれた。各人のキャラクターがはっきりしていて分かりやすかった。ただハイスクールでの話という設定だが、学校でのシーンがほとんどないので、どうしても高校生とは思えなかった。またサラ・ミシェル・ゲラーも重みのある演技をみせていたが、学校でのシーンがほとんどないので、悪女にしか見えなかった。とても優等生には見えなかったので、まさかあの娘がというギャップがなかった。
●満足度★★★

●ファミリー・ゲーム双子の天使/1998
(出演)リンゼイ・ローハン/デニス・クエイド/
ナターシャ・リチャードソン
私が最も好きな俳優のひとりであるデニス・クエイド(メグ・ライアンの元ダンナ)が出ると言うので観た作品ですが、彼には普通のお父さん役は似合わない。「ファイヤー・ブラザーズ」や「アンダーカバー・ブルース」や「ワイアット・アープ」での危ない男役がピッタリ。
お互いの存在を知らなかった11才の双子の姉妹がサマーキャンプで偶然に出会い、父と母に会いたい二人が入れ替わり、最後は両親を再婚させるといういかにもアメリカ映画的作品。いきなりサマーキャンプのシーンから始まり、ありがちなお子さま向け映画かと思ったが、双子役を一人で演じるリンゼイ・ローハンが実にキュートで魅力的。私は決してロリコンではありませんが、彼女の演技を観るだけで価値ある作品。本当に二人いるのではと思える程。将来どんな女優になっていくのでしょうか。楽しみです。
●満足度★★★★★
●ファイナル・デスティネーション/2000
(出演)デヴォン・ザワ/アリ・ラーター/
ショーン・ウイリアム・スコット
予知夢によって飛行機事故からのがれる高校生と教師を含む他の6人が、
見えない死神に次々と殺されていく。と言っても死神が姿を現わして殺すのではなく、すべて偶然に起る事故によって死んでいく所がリアルで恐かった。主演のデヴォン・ザワは「キャスパー」で人間になったキャスパーを演じていた少年。
●満足度★★★

●ディープ・エンド・オブ・オーシャン/1999
(出演)★ミシェル・ファイファー/トリート・ウイリアムズ/
ウーピー・ゴールドバーグ/
ジャナサン・ジャクソン/ライアン・メリマン
自分の不注意から3才の次男を誘拐されてしまい、ショックのあまり
子育ても仕事も放棄してしまうミシェル・ファイファー。他の家族に育てられていた次男に9年後に再会できるが、とまどいひとつにまとまらない家族。その複雑な人間模様がリアルだった。長男役のジャナサン・ジャクソンが愛情に恵まれず悩む姿も良かった。壊れかけた家族が息子二人の友情いや兄弟愛に助けられる泣ける映画。お涙ちょうだいではない、自然に引き込まれていくミシェル・ファイファーの魅力はやはり素晴らしい。ジャナサン・ジャクソンは将来楽しみな二枚目。
●満足度★★★★★

●ダブル・ジョパディー/1999
(出演)★アシュレイ・ジャッド/★ トミー・リー・ジョーンズ/
ブルース・グリーンウッド/アナベス・ギッシュ
愛する夫に裏切られ殺人犯にされてしまうアシュレイ・ジャッド。6年後仮釈放となり夫を探し出し復讐するというサスペンスドラマ。あんな綺麗で可愛い魅力的なアシュレイ・ジャッドを陥れるような亭主がいるのでしょうか?考えられません。アシュレイ・ジャッドのアクション映画というのも品がありすぎるかも。さすがにドレスアップした姿はただただ美しかった。アシュレイ・ジャッドを追う刑事トミー・リー・ジョーンズは重要な役割ですが、なぜかあまり目立たなかった。
●満足度★★★

●スリー・キングス/1999
(出演)★ ジョージ・クルーニー/マーク・ウォルバーグ/
アイス・キューブ
湾岸戦争で米の勝利が確定した直後の話ですが、ああいうイラク国内での反フセイン勢力の人達は戦争後どうなったのでしょうか?おそらく多くの人達が処刑されたのでしょう。過去のアフガン戦争などもそうでしたが、米は戦争に勝てば後は知らないという姿勢があり、後のケアをしないから今回のテロ事件も起るわけで、今回の戦争では戦争後の処理がとても大事だと思います。是非日本も協力してほしいものです。「猿の惑星」のマーク・ウォルバーグが若い兵士役で活躍。当然ながらジョージ・クルーニーはカッコ良い。
●満足度★★★

●救命士/1999
(出演)★ニコラス・ケイジ/パトリシア・アークエット/
ジョン・グッドマン/ビング・レイムズ
患者を死なせた事によりノイローゼに悩む救命士ニコラス・ケイジ。彼はやはり二枚目役より、苦悩するちょっと情けない男の方がハマり役。これほどの激務なら普通の人間には勤まらないのは分かるが、アメリカの救命士の皆さんはあんなにクレイジーなのか?相手役にニコラス・ケイジの実の奥さんだったパトリシア・アークエットが個性的な演技を見せている。
●満足度★★

●バトルフィールド・アース/2000
(出演)★ジョン・トラボルタ/バリー・ペッパー/
フォレスト・ウィティカー/キム・コーツ
地球を制圧する異星人役のジョン・トラボルタのキャラクターはスタートレックに出てきそうな下品な宇宙人。(クリンゴン人っぽい)地球人が読み書きも出来ない原始人というのは「猿の惑星」のようだし、最後は革命を起こし異星人に立ち向かう戦闘シーンはスターウォーズの様。読み書きも出来なかった地球人がなぜか見事に戦闘機を乗りこなしてしまう。SFアクションとしてはそれなりに見応えはあった。
●満足度★★★

U-571/2000
(出演)マシュー・マコノヒー/ビル・パクストン/
ハーベイ・カイテル/ジョン・ボンジョビ
独巡洋艦との戦いで指揮をとるマシュー・マコノヒーの危機感迫る演技が見もの。丸刈りにしたマシュー・マコノヒーが精悍で、昔のポール・ニューマンにちょっと似ていました。映画全体としては爆破シーンなど凄い迫力でしたが、ほとんどが海底シーンなので、全体に気持ちが暗くなる作品でした。
●満足度★★★

●グラディエーター/2000
〈出演〉★ラッセル・クロウ/コニー・ニールセン/
ホアキン・フェニックス
オスカ−に輝いた名作ですが、ハッキリ言ってマキシマス役は誰が演じても格好良いんじゃないでしょうか。ラッセル・クロウを大スターに押し上げるための作品!?見た目は地味なラッセル・クロウですが、やはり格好良いオーラを発しています。今後の活躍が大いに期待されます。男性に好かれる二枚目だと思う。お姫様役のコニー・ニールセンは遅咲きの女優(ラッセル・クロウと同じ歳)ですが、かなりの才女らしいです。(7、8カ国語くらい話せるらしい)皇帝役のホアキン・フェニックスがあのリバー・フェニックスの弟とは驚きました。全然似てません。でもとても個性的です。
●満足度★★★★

●地上より何処かで/1999
〈出演〉★スーザン・サランドン/★ナタリー・ポートマン
離れたいのに離れられない複雑な母子家庭の様子を描く人間ドラマ。
スーザン・サランドンとナタリー・ポートマンという大好きな女優の共演という事で、
とても楽しみにしていた作品。期待通りの二人芝居を見せてくれています。
スーザン・サランドンはいつもと違う自由奔放なおばさん役。
ナタリー・ポートマンの存在感はやはり凄い。
派手なSFXがなくても俳優の力だけで映画は成立すると言う事です。
●満足度★★★★★

●アンブレイカブル/2000
〈出演〉★ブルース・ウィリス/サミュエル・L・ジャクソン
ブルース・ウィリスのごく普通のさえないおじさん役に違和感がなかった。どうしてこの人が大スターなのか?と思う程。最後はバットマンにでも変身するのか?と思いましたが、落ちはサミュエル・L・ジャクソンの方でしたか。サミュエル・L・ジャクソンの存在感はやはり凄い。彼を見るとなぜか、ジミ・ヘンドリックスを思い出してしまう。独特の危なさが共通しているのか。
●満足度★★★★

●ハリウッド・ミューズ/1999
〈出演〉★シャロン・ストーン/アルバート・ブルックス/
アンディ・マクダウェル/ジェフ・ブリッジス
トータル・リコール以来の大ファンですが、わがまま極まりない女神でも、シャロン・ストーンの美しさならすべて許されてしまう。私生活でもそうなのかもしれません。病気の具合はどうなのでしょうか、心配です。シャロン・ストーンに振り回される脚本家役のアルバート・ブルックスはこの映画の監督でもある。
●満足度★★★★

●エドTV/1999
〈出演〉マシュー・マコノヒー/ジェナ・エルフマン/
ウディ・ハレルソン
「U-571」「ウエディング・プランナー」のマシュー・マコノヒーが
ごく普通のさえないアメリカ人青年を違和感なく演じている。ごく平凡な男の日常をTVが生中継するというバカげたストーリーだが、知らぬ間に引き込まれていく映画。脇役にデニス・ホッパー、エリザベス・ハーレーなど豪華キャスト。それにしてもエリザベス・ハーレーは色っぽい。
●満足度★★★★

●ハムナプトラ2・黄金のピラミッド/2001
〈出演〉ブレンダン・フレイザー/レイチェル・ワイズ/
パトリシア・ヴェラスケス

前作同様ILMによるSFXがたっぷり楽しめる。主演のブレンダン・フレイザーがいまひとつあか抜けないのはなぜか?レイチェル・ワイズもとても美しい女優ですが、アナクスムン役のパトリシア・ヴェラスケスは
元トップモデルだけあって抜群のプロポーションで大変美しい。サソリ男が変すぎる。ちょっと「タイタンの戦い」を思い出しました。
●満足度★★★★

●奇跡の輝き/1998
〈出演〉ロビン・ウイリアムス/キューバ・グッディング/
アナベラ・シオラ
絵画の世界に入り込むという斬新で、幻想的な映像。ストーリーはロビン・ウイリアムスお決まりの「愛と感動」。彼の作品は涙なしには終われない。普通なら鼻につくところだが、彼の場合なぜか許せてしまえる。アナベラ・シオラの奥さん役が好演。
●満足度★★★

●ピッチ・ブラック/2000
〈出演〉ヴィン・ディーゼル/ラダ・ミッチェル
未知の惑星に不時着して生命体と戦うという「エイリアン」タイプのSF映画。出演する俳優が無名だとどうしても華やかさがなくB級映画となってしまいますが、それなりに見ごたえのある完成された作品でした。
主演のヴィン・ディーゼルは存在感がある。今後の活躍が期待される。
●満足度★★★

●恋するための3つのルール/1999
〈出演〉ヒュー・グラント/ジェームス・カーン/
ジーン・トリプルホーン
ラブコメディになくてはならない存在となったヒュー・グラント。
相変わらずアクのない爽やかな演技。ゴッドファーザーの時の精悍さはすっかりなくなり、随分丸くなったジェームス・カーンですが、役柄はやっぱりマフィア。
●満足度★★★

●キャスト・アウェイ/2000
〈出演〉★トム・ハンクス/ヘレン・ハント
無人島の大自然の映像がとても綺麗で印象的でした。トム・ハンクスの映画は「ビッグ」以来ほとんど観ていますが、どうしてこの人がこんなに大スターなのか?疑問を抱く事もありますが、なぜか観てしまう不思議な魅力をもつ俳優。大作、名作揃いですが、「ビッグ」の時の素朴なトム・ハンクスがベストでした。
●満足度★★★

●ファイト・クラブ/1999
(出演)★ブラッド・ピット/エドワード・ノートン/
ヘレナ・ボナム・カーター
なかなか理解しにくいいかれた作品でした。が、不眠症で悩むエドワード・ノートンの演技が光っていました。しかしアメリカにはあんなにいろんなセラピーがあるとは驚きです。ブラッド・ピットの肉体美も凄かった。かなり鍛えている。いかれた女役の個性派ヘレナ・ボナム・カーターも好演。
●満足度★★

2003年に観た映画

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